英語講座 佐藤講師
英語をはじめるきっかけとなったことを教えて下さい。
子供の頃「ベイシティローラーズ」の歌を聴き、言葉も分からずカタカナで歌っていたのが英語との出会いです。
その後も「QUEEN」など、好きな洋楽を歌う事で英語に慣れ親しんできたと思います。
結婚して子供が生まれてから「家でできる仕事」を検討する中、軽い気持ちで英会話教室を始めました。
最年少は2歳〜大学生まで教えていましたので、会話はもちろん、受験英語まで対応していました。
また、横須賀という土地柄、ネイティブスピーカーと出会うきっかけが多いので、それも英語とふれあうには良い環境なのではないかと思います。
英会話講師にありがちな「海外留学経験」などもありません。また「海外旅行経験」もわずかですが、逆にそうであっても「ここまでできる」という事を実際の授業で感じていただけたらと思います。
「英語が話せてよかった」と感じたエピソードがありましたら教えて下さい。
英語を話す事が出来るようになると、異文化の方と交流できるようになりますので、様々な意味でとても視野が広がります。
日常的な話の中でもしばしば文化の違いに気付かされます。
ある時、アメリカ人の友人にパーティに誘われた時、ごく自然に「私の仲のいい友だちも一緒に誘っていいか」と聞いたところ「あなたを誘っているのになぜ他の人を誘うの?」と、とても不思議がられた経験があります。
日本人は「みんな一緒」的な考え方が主流ですので、私にとっては自然な事だったのですが、アメリカ人は特に「個人単位」の行動、考え方が多いので、全く理解できなかったようです。
まさにその時は「目からウロコ」的な「カルチャーショック」を受けましたが、英語が無ければそんな事にも気付く事ができなかったと実感しました。
英語の言い回し(発音)などで困ったエピソードがありましたら教えて下さい。
ある日、パーティの機材をレンタルするためにアメリカ人の方が運転する車に同乗していた時、Uターン禁止の道で、その方が急にUターンしたので「You are bald!(あなたは大胆だね!)」と言ったところ、その人がしきりに頭を触り始めました。
「・・?」
実はその人は「スキンヘッド」で、どうやら私が「You are bold!(あなたはハゲだね!)」と言ったと理解されてしまったようです。
その時はすぐに気がつき訂正したのですが、とても恥ずかしい体験でした。
「bald(大胆な)」と「bold(ハゲた)」
とても似ているのですが、発音は明らかに異なります。
こんな言葉が他にもたくさんありますので、きちんとした発音を身につけたいものです。(笑)
勉強としての「英語」と会話としての「英語」の大きな違いとは何ですか?
「勉強としての英語(文法)」と「会話としての英語(英会話)」は別ものとして考えられがちですが、会話も英語の中の一部ですので、ある程度文法を習得しないとなかなか会話も上達しないものです。
会話の場合「通じればよい」という考え方で、単語の羅列でゴリ押ししようとする人もいますが、単発の海外旅行ならともかく、やはりそれではきちんとした人間関係を気付く事は難しいでしょう。
一般的には日本語に比べ「尊敬語」などの言い回しが無いと思われがちな英語ですが、実はきちんとした場所ではきちんとした文法を使って話す事はとても重要な事です。
人によっては「軽く見られた・・」と感じる人もいるようですよ。
もちろん目的にもよりますが、私の英語講座ではまず簡単な文法をマスターしながら、それを会話へとつなげていく方法を行っていますので、きちんとした恥ずかしくない英語をマスターできるよう努力しています。
英会話の一番の上達法を教えて下さい。
一言で言うと「地道な努力」です!(笑)
まずはボキャブラリー(単語やフレーズ)を増やす事につきます。
ボキャブラリーが現在1000語ある方が、それを2000語に増やす事だけでも飛躍的に上達を感じる事が出来ます。
また私の場合、発音をマスターするため、英語を話す時、独特の「口の形(唇、歯の位置等)」を鏡を見て練習し、同じ形を一生懸命練習しました。
口の形を同じにすれば、同じ音を出すことができるという訳です。
その練習によって、ネイティブスピーカーに近い発音を習得する事ができます。
最後にやはりアウトプット(覚えたボキャブラリーを使う)する機会を増やす事ですね。
佐藤先生に教わるとどんな「特典(メリット)」がありますか?
日本語に堪能です(笑)
「ネイティブスピーカーに習っていてもなかなか上達しない・・」というお話をよくうかがいます。
その原因として、英語しか使えないので「質問ができない」「回答が理解できない」事などがあげられます。
まだ「質問できるレベル」まで達していない方にとっては敷居が少し高いように感じられます。
英語講座では、授業時間の1/3位は英語だけで話す時間を取り入れていますが、それ以外は日本語での説明もしています。
特に文法などは日本語の補助がないと理解できにくいものです。
また準備にはかなり時間をかけて、受講生ひとりひとりの事を考えて授業構成を作っています。
もしアメリカ旅行に行くとした場合、覚えておくと良いセンテンスを1つだけ教えて下さい。
[初級編]
「I want to〜(〜がしたい!)」
ほとんど英語が喋れない夫がアメリカで数日間乗りきったという実際のエピソードです。(笑)
[中級]
「unacceptable!(納得できません!、受入れられません!)」
日本人は「イエスマン」の傾向がありますので、海外旅行の際、予約した部屋ではないところに案内されたり、金額が高いと思った時にきちんと主張するようにしましょう。